泌尿器科と美容外科の包茎手術の違い
身近な地域でもできる泌尿器科の包茎手術
泌尿器科は文字通り泌尿器にかかわる病気の診断や治療を行うクリニックであり、実際に対応している範囲は幅広いのが特徴です。
たとえば排尿時の痛み、残尿感や頻尿などの排尿にかかわるトラブル、前立腺がんなどの泌尿器に関連したがんなどを取り扱っているものであり、かならずしも包茎手術が専門というわけではありません。
逆に同じ泌尿器科であっても包茎手術については積極的に取り扱っていない場合がないとも限りませんので、受診する前に確かめておいてもよいでしょう。
このように包茎手術が専門ではないことから、手術をする場合でも見栄えを重視するというよりも、むしろ機能性のほうが尊重されるきらいがあります。
その反面美容外科とは違い身近な地域でも開業しているケースが多いことから、わざわざ遠くまで遠征しなくても手術が受けられ、術後についても容易に通院ができるメリットがあります。
ほかにも他の病気にかかっていた場合に同時に治療が受けられることも挙げられます。
見栄えを気にするのであれば専門性が高い美容外科
美容外科は外観を重視した手術などを専門とするクリニックのことで、こちらも実際にはいろいろな種類があります。
女性のための脂肪吸引や隆鼻術、美容脱毛などを専門としているところは都市部ではよくみられますが、そのほかにも包茎手術を専門としているクリニックが存在しています。
包茎手術を専門としている美容外科の場合には、単なる泌尿器科とは違い、手術後の見栄えをことのほか重視しますので、性行為の支障になったり不潔になりやすいといった機能的な問題が解消されるだけではなく、見栄えについてもあからさまな傷口などが生じない自然な姿を維持することができます。
したがって包茎手術の目的が見た目のコンプレックス解消にある場合には、泌尿器科よりもむしろ美容外科、それも包茎手術を専門に掲げているクリニックを選んだほうがよいといえるでしょう。
ただし実際のところ包茎手術が専門の美容外科はかなりの大都市にしかない場合が多く、通院の手間はかかります。
まとめ
包茎手術は泌尿器科と美容外科のどちらでも受けることができますが、それぞれにメリットは異なりますので、目的にあわせて選ぶとよいでしょう。
泌尿器科であれば身近な地域に存在しているので通院がしやすく、機能的な問題を解決できますが、かならずしも見栄えを気にしてくれるとは限りません。
いっぽうの美容外科にも包茎手術専門のクリニックがあり、機能面だけではなく見栄えも重視してくれるところが最大のメリットですが、大都市部でしか開院していない場合も多いといえます。